平和と暮らしと自由をまもるために、ご一緒に考えてみませんか? 主権者として・・・。  ご意見・ご感想はメールで mail@kumagai-keiko.net へ お願いいたします。


by kumakei22
カレンダー
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30

イラクにいる日本の自衛隊は一日一億円・・・

◆きくちゆみ◆

前号でもお伝えしましたが、日本の憲法改正の動きについて、アメリカの平和派
の下院議員デニス・クシニッチをロサンゼルスでインタビューしました。多くの
方から内容を教えてほしい、とメールをいただきましたので、その内容を翻訳し、
以下にアップします。
_/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/  _/_/_/_/_/

2005年5月15日 デニス・クシニッチインタビュー
アプトン・シンクレア表現の自由賞授賞式(ロス郊外・サンペドロ)にて 
インタビュアー:きくちゆみ
 
きくち:日本で憲法改正の動きが高まっているのはご存知ですか。そのことにつ
いてコメントをいただけますか。

デニス・クシニッチ:日本のみなさんは、日本が平和の文化を維持出来るという
モデルになることを全世界が期待しているのを知るべきです。それは日本が世界
へ贈る偉大な贈物です。それは平和文化の理解を世界へ伝えることであり、我が
国が必要としているものです。
 残念ながら、日本の憲法を変えて欲しいと思っている人たちがいます。彼らは
憲法第9条を変えよう、といいます。9条によって日本の平和貢献が保たれてい
るというのに。私たちが今生きているこの時代を、しっかり見据えなければいけ
ません。そうすればアメリカ政府が平和に貢献していないどころか、世界に戦争
の原則を広げていることが分かります。
 日本のみなさんは、人類の連帯の名の下に、日本のためだけではなく世界のた
めに憲法9条を宝として守ることが大変重要なのです。

きくち:どうもありがとうございます。しかし(改憲の)圧力はアメリカからき
ていることをご存知ですか?そして日本政府は私たちよりもホワイトハウスの言
うことを聞く傾向があります。それに対して私たちはなにができるでしょうか。

クシニッチ:私はアメリカ合衆国連邦議会の一議員として発言しています。米国
政府はイラクに関して間違いを犯しました。アメリカ国民は(政府に)欺かれた
のです。私たちに攻撃もしていない国とアメリカは戦争をしています。その結果、
私たちと何も問題などなかった人びとに惨禍をもたらしました。アメリカはいま
や非常に困難な時期を迎えています。アメリカの過ちを日本が共有する理由はど
こにもありません。アメリカがこの困難な時期を通り過ぎれば、また人類連帯の
名の下に世界の人びとと再結合するときがきます。
 今日、私たちの指導者たちは国際社会から私たちを分離させようとしています。
日本を国際社会から分離させてはいけません。 世界平和への願望から引き離して
はいけません。
_/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/  _/_/_/_/_/

この日、ロス郊外のサンペドロにあるワーナーグランド劇場で行われた授賞式で
は、クシニッチを観客に紹介する大役をさせていただきました。911事件以降、
私がしてきたこと、アメリカの平和運動とつながり、クシニッチを知ったことで
勇気と希望をもらったことを話して、紹介にかえました。

続いて、クシニッチの登壇です。彼はまもなくイラク撤退の期限を決める法案を
提出する予定であること、前議会で通らなかった「平和省法案」を今年の9月に
再提出することを話し、大喝采を浴びました。クシニッチがアメリカの大統領に
なっていたら、こんなに多くのイラクの人々や米兵たちが死なずに済んだのに、
と、大統領選の結果が残念でなりません。このインタビューと授賞式でのスピー
チのビデオが欲しい方は、DMをください。

現在、グローバルピースキャンペーンではデニス・クシニッチの招聘を目指して、
交渉中ですが、現役の下院議員なので直前までスケジュールの調整が微妙で、ま
だ確定できません。本人は「60周年の広島・長崎にあわせてぜひ来日したい」、
といってくれています。来日が可能になるよう、みなさんも祈ってくださいね。
話が進展しましたら、またこのメールニュースでお知らせします。
_/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/   _/_/_/_/_/  _/_/_/_/_/

5月22日に文京シビックセンターで行われた地球公共平和ネットワークのシン
ポジウムで話したことをニュースで流して、と言われました。私は、お金の流れ、
どこに貯金を預けたら戦争を止め、持続可能で平和な社会を創ることに役立つか、
ということを話しました。以下に簡単にまとめます。誤りがありましたら、ご指
摘いただければうれしいです。

まず、私たちの銀行貯金がどこにいくか、という話。各銀行は私たちの貯金で政
府短期証券(短国とも言う)を買っています。償還が短い(3ヶ月)日本国債で
す。これで、全国通津浦裏の貯金の多くが日銀に集まります。

日銀はこのお金で、外為市場で円を売り、ドルを買っています。日本製品を輸出
することで経済を維持するためには、円高があまり進むと日本製品が高くなり、
売れなくなって困ります。そこで政府は円売り・ドル買いをやり、円高になりす
ぎないように、介入をしています。

最近、この介入額が多いのです。それだけ、市場ではドル安要因が大きくなって
います。あの国(この国も借金が700兆円!)の赤字はすごい(2003年度
で3042億ドル=40兆円弱だから日本よりまし?)ですからね。ドル離れ
(ユーロへの移行)も進みつつあります。

さて、日本がこのドルをただ持っていても利息も何もつきません。それで米国債
を買います。利子が確実につきますから、運用方法としては悪くありません。米
国債とはアメリカ政府の借金です。米財務省によると、日本の米国債保有高は5
月現在、6681億ドルと、約73兆円です。

海外諸国・地域のなかで最大で、日本が米国債の38%を保有していて、ダント
ツです。ちなみに第2位は経済成長の著しい中国で、10%台です。米国の財政
赤字を支え続けているのは、貯金をもっている日本人なのです。

米国の財政赤字の最大の理由はなんといっても、自由裁量予算の51%を占める
(2004年度)突出した軍事費です。911事件で、議会から白紙委任状をも
らったブッシュ大統領。以来、対テロ戦争が米軍の一方的な攻撃ではじまり、軍
事費はのびる、のびる。戦場にされたアフガニスタンやイラクでは爆弾が落とさ
れ続け、銃弾が飛び交い、劣化ウラン汚染が蔓延し、人が殺され続けています。

イラクにいる日本の自衛隊は1日1億円ぐらいしか使いませんが(それでもすご
いと思うけど)、米軍は一月48億ドルだから、1日1.6億ドル(176億円)
と桁違いです。

「対テロ戦争」とはいっても、結局はエネルギー利権をめぐる戦いで、日本はエ
ネルギーが必要だから米国の言うことを聞いています。だから私たちが少しずつ
でも貯金を普通の銀行からおろして、たとえば自然エネルギーに投資すれば、戦
争が少し遠のくし、日本の経済にとっても長期的にプラスでしょう。

市民が共同で出資して風力発電所や太陽光発電所を運営し、経済的にも成功する
例が増えています。パネルディスカッションで紹介したのは、自然エネルギー市
民ファンドの取り組みです。これまで、北海道、秋田、青森などで市民風力発電
所を成功させ、配当も年2%程度の実績をあげています。
http://www.greenfund.jp

今は募集がほぼ終わってしまったそうですが、「南信州おひさまファンド」では
長野県飯田市で太陽光発電所をつくっています。出資は10万円型が目標年利回
り2%、50万円型が目標年利回り3.3%でした。最近は人気があって、すぐ
に出資枠がいっぱいになってしまうようです。だんだん市民自身が自然エネルギ
ーをつくる取り組みが認知されてきている証拠だと思います。  
http://www.ohisama-energy.co.jp

これ以外で私がお勧めするのは、未来バンクです。私自身もここにわずかですが
お金を預けています。こちらはいつでも出資を受け付けていると思いますので、
お問合せください。ただし、ここは利息がつきません。
http://www.geocities.jp/mirai_bank/

既存の銀行では「ろうきん」がベターです。短期国債を買っている割合が普通の
銀行よりは少ないので。みんなで「ろうきん」に「国債を買うのをやめて、市民
団体や市民事業にもっと融資してくれたら、貯金をろうきんにもっと移します」
とアプローチするのも、いいですね。

私たちの貯金がまわりまわって、戦争や環境破壊に使われないように、賢く貯金
や投資をしましょう。といっても、貯金がない人には、どうしようもない話です
が・・。私自身あまり貯金はないので、たいして貢献ができませんが。

A Seed Japanが「エコ貯金」という取り組みを始めていて、私もこれに参加して
います。3億円をより良い社会のために預け変えよう、という目標を掲げ、かな
り成果をあげています。このサイトもご参考になさってください。
http://www.aseed.org/ecocho/

ワールドピースナウ制作の最近の資料にも、この辺りの話が詳しく書かれていま
す。
┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏┏
このブーメランのバックナンバーは下記サイトに保存されています

   ★ご意見・ご投稿、配信停止・開始は★
      までご一報ください
●■■■■■■■■● OPEN JAPAN ●■■■■■■■■●
      グローバル・ピース・キャンペーン日本事務局
>
[PR]
by kumakei22 | 2005-06-04 09:28 | 平和情報